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高山なおみさん

小林カツ代さんの時と一緒で、エッセイを読んで泣いてしまい、ファンになりました。近所のカフェでひとりご飯を食べていた時のことです。高山さんの「帰ってから、お腹がすいてもいいようにと思ったのだ」をふと手に取り、またしても外で号泣しそうになり…あわててお手洗いに駆け込みました。そして帰りにすぐ本を買いに走りました。同じようないきさつでごめんなさい。私は泣き虫なのだと思います。
 
高山さんは、繊細で高貴なワイルドさを持っていて、俗っぽさもなるべく隠さないように努めていらっしゃるかのように私には思えます。それは修羅道のようにも感じます。こういう料理研究家の方って、なかなかいらっしゃらないのではないかしら…人気が出るのも当然かもしれません。レシピもさることながら、彼女の魂のような文才に癒やされている方がたくさんいらして、私もそのひとりです。
 
東京・中野の「カルマ」というお店の元シェフで(すごい店名だ…)、その後あの有名な「クウクウ」というお店のチーフとして活躍されていた高山さん。一度、食べに行ってみたかったです。良いお店はみんなそうだと思うけれど、お客さんと厨房のリズムが一体となる感じがあって、最高にうまくいくと魔法のように美味しいお料理がどんどん出てきたとか。うーん、常連だった方が羨ましい!
 
でもまあ、レシピ本を見ては私も一生懸命作っております。きちんと頑張ればそれなりに自分でも美味しいものができるけど、高山さんのはやっぱり違うんだろうな、とつい考えたりします他の方には感じない、不思議な想いにとらわれてしまうのでした。
 
 
 

最近一番好きな高山さんの本です。カッコいいです